不動産売却では、「買取」と「仲介」の違いについて知っておきましょう。買取りとは不動産会社に直接マンションや一戸建てを買取りしてもらうことを言います。これに対して、仲介とは不動産会社に仲介をしてもらい、買主と売買契約を結ぶことを言います。
仲介では不動産会社はインターネットや広告・チラシなどで宣伝活動をして買主を探してくれます。契約タイプには一般媒介、専任媒介、専属専任媒介の3種類があります。仲介では不動産会社は仲介手数料をもらうことで利益を出します。
同じ買取でも、「即時買取」と「買取保証」の違いについては知っておきましょう。前者では不動産会社が即時に不動産を買取りしてくれます。早ければ2日程度で現金が手に入ります。後者の買取保証では、まずは不動産会社と仲介契約を結んで買主を探してもらいます。買主が見つからなかった場合に限り、不動産会社に買取をしてもらうという契約を結ぶのが買取保証です。
「買取」と「仲介」はどちらが多いかというと、仲介のほうが多いようです。買取ではすぐに現金が手に入るということがメリットになりますが、不動産が7割~8割くらいの安い価格で買い取られてしまいます。3000万円の物件なら2100万円くらいで買取りされてしまう可能性があるということになるので、これは大きなデメリットです。