実は欠陥住宅というのは大きく2つに分けることができます。
その2つとは、法令違反の建築と契約内容に違反した建築なのですが、後者の場合、建築主の行動によってトラブルを減らすことができるのです。
そこで今回は2つの違いと気をつけるべき点についてお話します。
もし、欠陥住宅だと判明し裁判になった場合、法令違反の建築と契約内容に違反した建築では大きな違いがあります。
実際の建築紛争では業者が法令違反を建築主が指示したという弁解をすることも多いですが、上記の2つの側面から考えればよいでしょう。
まず法令違反の建築においては、欠陥住宅であるということを立証することが比較的簡単です。
なぜかというと、法律はみんなに共通し、勝手に改変できないものですから違反していればわかります。
一方で契約内容に違反した建築であるケースは、契約内容が当事者同士で決められるため、何が最終決定であるのか不明確になりやすいのです。
そのため、不確かさを回避するためにあなたが注意すべき重要なことがあります。
それがまさに、建築上のトラブルを少なくするため業者とやり取りするとき、書面で行うということなのです。
口頭では記録が残りませんが、書面であればしっかりと残すことができます。
万が一の時に備えて、契約前からきちんと備えましょう。