転勤や入院などで、しばらく空き家となってしまう自宅。
また、主のいない家を相続することもあるでしょう。
たまには帰りたいし、荷物も置いておきたい。
思い出の詰まった実家を、そのまま残したい。
こんな時、どうすればいいのでしょうか。
転勤の場合は、荷物をある程度出してしまう場合においては不動産会社等に空き家管理を依頼しておくと衛生上も管理がよいでしょう。しかし、会社によってはまだ空き家管理を行う会社も多くはない為、しっかり内容をご相談の上決めることが大切です。
できれば近くの不動産会社に頼むことができれば、何かあったときもすぐに対応できるメリットもあります。
まだ戻ってくる予定が定かでないときなどは、賃貸に出しておけば、光熱費なども特別考えずに済みますし、お家がお金を生んでくれるので、経済的負担も減らせますね。
入院については何年も長期の入院でなければ、親せきやご家族等に定期的に換気をお願いしておく方が、貴重品などの関係から安心もできるでしょう。
空き家の維持にかかるコストを整理してみましょう。
固定資産税などの税金や、電気・ガス水道などの公共料金、それに火災保険などの費用がかかります。
木々が伸びたりすれば、剪定費用もありますし、どのくらい空き家状態にするのかによって、管理を頼む相手もかわりますね。
200坪以上の広大な敷地等になってくれば、いくら短期といえどご家族等に負担が大きくなる場合もありますね。
空き家を所有している時に最も大切なのは、きちんと管理することです。
されていないと知られたら、不法投棄や落書きなどの温床になりかねません。
現在、空き家条例が全国的に導入されています。
これは、防災や防犯、衛生、景観などの観点で地域の環境に悪影響を及ぼしている空き家を特定空家と判定するものです。
この特定空家の指定を受けてしまうと、固定資産税の優遇措置の適用が除外されてしまい、最悪の場合、行政が強制執行により家屋を撤去し、取り壊し費用を請求されることもあります。
しかし、入院等で短期的に留守にする場合ですぐに行政代執行が行われたりは、基本的にないので、ご心配しすぎるのもよくはありません。
戻ってくる予定がない時等は、売却や賃貸、もしくは空き家管理、建物を取り壊して駐車場として収益を得る等、土地が生む財産も多々ありますので、お気軽にご相談してみるのもよいでしょう。
空き家を適正に管理するためには、不動産会社に相談するのが一番でしょう。
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