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空き家にかかる維持費とは?

家に誰も住まないで、無人の状態のままにされている事例があります。

売りたくても売れないから、あるいは、思い入れがあって手放したくないから、といった理由がほとんどです。

 

しかし、空き家を放置していると、思いのほかにコストがかかってきます。

空き家とはいえ、維持するためには費用がかかるのです。

 

居住者がいないからといっても、不動産であることに違いはありません。

不動産ですから、所有しているだけでも費用が発生してきます。

最も大きな出費は固定資産税です。

 

従来は、住宅用地特例措置によって、建物がある土地に関しては、税金の負担が軽減されていました。

ですから、空き家になっても放置しておくほうが、固定資産税は少なくて済むというメカニズムになっていたのです。

しかし、2015年度に税制が改正され、危険な空き家については優遇措置が適用されなくなったのです。

 

さらに、都市計画税もかかるのです。

ですから空き家に対して負担すべき税金はかなり多額になります。

 

また、老朽化による倒壊の危険性とか、防災や防犯の観点からも多くの問題を抱えてきています。

いまさら空き家の数を増やすことは、現実的とは言えない話です。

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