欠陥住宅と大きく関わってくるのが消費者問題。
え?欠陥住宅って住宅じゃなくて消費者に問題があるの?と思ったあなた。
消費者問題とは消費者に非があることではありません。
そこで、欠陥住宅問題が起きる原因でもある消費者問題について、ご紹介します。
消費者問題とは、欠陥住宅のみならず、さまざまな場面で起こりうる重要な問題です。
多くの場合消費者は企業より弱い立場にあり、そのことによって不利益をこうむることがあります。
その不利益をなくす、つまり、消費者の権利や利益を適正なものにしようとした時に生じるのが消費者問題となるのです。
消費者問題が起こる原因は主に3つあります。
1つめは、消費者が生身の人間であるということ。
有害物質や熱に弱く、生命や身体に深刻な被害を1度受けると、取り返しがつかないこともあります。
一度被害を受けたことによって、ずっと後遺症として残ってします場合すらあります。
ホルムアルデヒド等シックハウス対策ができておらず、アレルギー反応がでる方等、前もってわかっていれば、
シラス壁等天然素材の物質を使った住宅もあります。
2つめは情報の非対称性といって、消費者は商品やサービスについての全ての情報を把握することができません。
企業が知っていても消費者が知らないことが多々あるのです。
商品の中には、とても小さい文字で書いてある場合もありますが、一般的にそこまで注意して確認する方はそうそういないでしょう。
住宅を建築する場合に関しては、事細かく説明がありますが、中古住宅である場合は、なかなかその当時使ってある素材までは説明できない場合が多いです。
最低限、重要事項説明書等でも、石綿(アスベスト)の使用の有無は告知しなければなりません。
3つめは交渉力の差で、巧みなセールスや売り込みにより意図していなかった消費行動を駆り立てられてしまうことがあります。
購入の予定がなかったけれども、、、。とそういった場合もあるかもしれません。
シロアリ業者に扮した業者が何もせずに意味のない施工をして・・・。という詐欺も過去あったかもしれませんね。
これらの要因は欠陥住宅の場合でもよく当てはまるのです。
欠陥住宅と消費者問題は、掘り下げれば掘り下げるほど深くなっていきそうです。
まずは、欠陥住宅を見極めて、購入前にしっかり情報を収集することが重要です。
次回は実際に消費者問題と欠陥住宅はどのような関わりがあるのかお伝えします。
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