誰もが1度は耳にしたことがあるだろう、欠陥住宅というワード。
あなたはその意味を知っているでしょうか?
言葉は知っているけどきちんと意味を知らないという方や、そもそも欠陥住宅って何なのか疑問を持った方は要注意です。
あなたが生活の場を選ぶ際、とんでもない失敗を引き起こしかねません。
そこで今回からの連載では、欠陥住宅を購入しないために注意すべき点などをお伝えします。
第一回目は、そもそも欠陥住宅って何なの?という疑問にお答えします。
欠陥住宅を簡潔に定義すると、「通常有すべき安全性を欠いた住宅」といえるでしょう。
この定義に出てくる「安全性」とは居住者の生命、身体、健康に対する安全性のことを指し、もっと具体的に見てみると、構造上の安全性や耐火、防火上の安全性などが挙げられるのです。
安全性を欠いている建物というのは、国民の生命、健康及び財産の保護を図るための最低基準として定められている建築基本法をはじめ、その他の施行令やJASSと称される日本建築学会の標準工事仕様書、住宅金融公庫の仕様書などに違反しているものを指します。
建物の欠陥は人々に大きな被害を加えることがあるため、たくさんの基準が決められているのです。
またこれらの基準に達していても、シックハウスなど危険があり有害な建物ももちろん欠陥住宅になります。