欠陥住宅の被害には、テレビや冷蔵庫などの家電や、タンスやソファーなどの家具を購入した際とは全く異なる特徴があります。
その特徴とは何なのか、あなたはわかりますでしょうか?
住宅事業だからこそ挙げられる被害の特徴を複数回にわけてお伝えさせていただきたいと思います。
まず今回お話しさせていただきます内容は、『人生をゆるがしうる特徴』についてです。
まず他の何よりも大切なことが、住宅は購入者が毎日の生活を送る場所であるということです。
人間の生活の3要素として、衣食住があります。
つまり、着る服と食べ物、そして住むことができる場所が人間の生活に必要不可欠なものであるということを意味しているのです。
その中に含まれる住は生活そのものの基盤となり、日々の仕事から解放され、疲れを癒してくれる場所。
帰る住宅がなければ、外の環境から守ってくれるものがないため、リラックスもできず深い眠りにつくことですらままなりません。
1日の疲れをしっかり取り明日へのエネルギーを回復し、また、家族と触れ合い子どもを育てていくためにも重要なスペースなのです。
このように非常に大きな役割を担う住宅が、生命や身体、健康に有害な影響を及ぼすものであることは、疲れを癒すことができないばかりか、子どもを安全に育てていくことが困難になり、居住者の人生を危険にさらすことになります。
事例の一つとして『お家の傾き』についてお話しさせていただきます。
お家に傾きがあると、建具の建てつけが悪くなったり、建具の開け閉めが難しくなったり、建具が勝手に開いたり、すき間風が入ってきたりといった事態が起こることがあります。
お家の傾きが大きくなると、床に置いたものが勝手に転がっていくこともあるようです。もちろんそれらも問題ではありますが、傾いたお家がもたらすもっとも恐ろしい影響は、健康被害です。
私たち人間の感覚は床が並行であることを前提としています。
なので、常に傾いた空間にいると平衡感覚が狂ってしまいます。傾いたお家のもたらす健康被害で多いのは、めまいやふらつき、浮動感、頭痛などであるとされています。もちろんこれらの健康被害には個人差があるので、一概に「傾いたお家に住んだからといって健康を害する」と言いきることはできません。また、傾斜の角度によっても影響はかわってきます。傾斜角度が2度を超えるような傾きがあると、吐き気や食欲不振といった重い症状があらわれることもあります。
他の商品に欠陥があったからといって、人生を狂わせるような事態になることはめったにないといえるため、住宅だからこそ起こりうる大きな問題であるといえるでしょう。
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