前回に引き続き、不動産の売却を待ったほうがいい場合についてご紹介していきます。
今回は売却金額だけでなく税率という観点からみても時期を間違えないように売却することの必要性についてお伝えしていきます。
物件売却の際に得られる所得に対してかかってくる税金についてですが、これは所有期間に応じて税率が変わり、5年間を境にそれぞれ短期譲渡所得、長期譲渡所得として扱われます。
当然、短期のほうが税率は上がりますが短期譲渡所得の場合39%、長期譲渡所得の場合は20%とかなりの差が見られます。
ですから売却しようと考えられている時期とお持ちの物件の所有期間を確認し、あと少しで5年間であった場合には売却を少し待ったほうが得られる収入が上がることがあります。
ここで一つ注意点ですが、税率の計算の際には売却した日ではなく売却した年として数えられます。
つまり、12月に売却したとしても1月1日の売却として税率計算されるためこれを計算した上で売却を進めて行くことがポイントになってきます。
このように得られる所得に関しても詳しく見ておくことで、最終的に得られる収益に大きな差が生まれることがあることがわかりますね。
次回も引き続き時期を待ったほうがお得になる例についてご紹介していきます。