不動産売却時にかかる税金については、実は気にする必要がないケースもたくさんあります。なぜなら、譲渡所得が発生していなければ、所得税はかからないからです。印紙税などはかかりますが、数万円の負担なので、それほど気にする金額ではありません。
例えば、3500万円で購入した家を5年後に売却したら、3000万円で売れたというように、基本的には購入した時よりも安い価格で売れてしまいます。減価償却費を考慮しても、譲渡所得はゼロになっているケースがほとんどになるでしょう。
親から相続した不動産など、取得費が分からない場合には、譲渡所得が発生してしまいます。その場合には、税金対策の方法を知っておくべきでしょう。親から相続をしたり、譲渡された不動産を5年以内に売却すると、短期譲渡所得になってしまうと心配をする人もいますが、親などが所有していた期間も引き継ぐことができるので、多くの場合に長期譲渡所得となり、所得税15%、住民税5%という税率になります。
譲渡所得が発生する場合、税金はとても大きなコストとなるので、税金アドバイスしてもらえる不動産屋を選ぶべきです。