熊本市不動産売却クイック査定です。
賃貸物件には「女性専用物件」があります。これは文字通り、女性のみ居住が許されたアパートやマンションのことです。女性が安心して生活できることを目的に設計されていて、首都圏を中心に近年増加傾向にあります。一見メリットの多い女性専用物件ですが、実はデメリットも存在します。
住んでから後悔しないためにも、あらかじめ女性専用物件の落とし穴について理解しておくことが大切です。この記事では、女性専用物件のメリット・デメリットや実際の口コミや評判などについて解説します。
目次
女性専用アパート・マンションの意味が初めてわかった!賃貸物件メリットについて
まずは、女性専用アパート・マンションのメリットを確認していきましょう。女性専用物件には、以下のようなメリットがあります。
- 防犯対策がしっかりしている
- 女性限定なので安心
- 内装や外装がオシャレ
- 設備が充実している
- 項目ごとに解説します。
防犯対策がしっかりしている
「引っ越しで街選びをする際、何を重要視するか」というアンケートを行ったところ、1位「治安の良さ」、2位「大きなスーパーがある」、3位「アクセスの良さ」という結果でした。この結果から、多くの女性が「安心安全に生活できること」を求めて物件探しをしていることが伺えます。
具体的には、オートロックや防犯カメラ、モニター付きインターホンの設備が備わっている物件が人気です。女性専用物件は、これらの設備が全て備わっているケースが多く、なかには管理人が24時間駐在している物件もあります。物件によっては、関係者以外の立ち入りが厳しく制限されるため、より高い防犯効果が期待できるでしょう。
女性限定なので安心
隣人が「女性」というだけで安心感があると感じる方も多いのではないでしょうか。女性専用物件は、当然のことながら住人は全員女性です。そのため、自然と安心感が得られる点は大きなメリットと言えます。また、その物件に集まる住人は、あなたと同じように安心感を求めてその物件を選んでいます。
したがって防犯意識が高く、トラブルや揉め事に発展するリスクは低くなるでしょう。初めての一人暮らしや慣れない土地へ引っ越しする方は不安感が強くなるため、女性専用物件がおすすめです。
内装や外装がオシャレ
女性のために作られた物件であるため、内装や外装が女性好みにデザインされているケースが多いです。ただし、外観から女性専用とわかるとトラブルに巻き込まれる可能性があるため、外観はシンプルなケースもあります。内装は清潔感があり、温かみを感じる色合いが採用されたり、収納が大きめに作られていたりすることが一般的です。
設備が充実している
設備が充実しているのも女性専用物件の特徴です。たとえば、バス・トイレ別、独立洗面台、室内に洗濯機置き場がある、収納が多い、キッチンが広いなどがあります。一般的な物件では部屋を広くとるために、洗濯機を室外に設置するケースがよくあります。
しかし、洗濯物の盗難被害に遭う可能性があるため、女性専用物件では室内に設置されていることが多いです。他にも、広い洗面台や広めのキッチンも女性専用物件ならではの特徴と言えるでしょう。
女性専用アパート・マンション!デメリットについて
次に、女性専用アパート・マンションのデメリットについて紹介します。
- 家賃が高い
- 女性専用と知って狙われる可能性もある
- 場所が限定される
- 規則が厳しいこともある
入居してから後悔しないために、あらかじめデメリットを把握しておきましょう。
家賃が高い
内装や外装、設備にこだわっている女性専用物件は、建築費や維持費がかかるため相場よりも家賃が高めに設定されているケースが多いです。女性専用物件は年々増加しているものの、まだまだ希少価値が高い物件です。そのため、もともと家賃を高めに設定している大家さんも少なくありません。人気エリアにある物件や利便性の良い物件は、さらに家賃が高くなることもあるでしょう。
女性専用と知って狙われる可能性もある
女性専用アパート・マンションは、物件の広告で「女性専用」と謳われているため、不審者や犯罪者に逆に目をつけられる可能性があります。また、入居者から女性専用という情報が外部に漏れることもあるでしょう。これにより、外部からの不正行為やストーカー被害、窃盗などの標的にされる可能性も否定できません。
したがって、女性専用であっても日頃から防犯対策を意識しておくことが大切です。また、入居前に物件周辺の治安や犯罪発生件数などを調べておくことをおすすめします。
場所が限定される
先述したように、女性専用アパート・マンションはまだまだ物件数が少ないため、エリアの選択肢が少ないというデメリットがあります。また、人気が高く空室が出にくいため、「借りたくても借りられない」という方が多いのも実情です。したがって、エリアや家賃、間取りなど、何かしらの条件を妥協する必要が出てくるでしょう。
規則が厳しいこともある
女性専用アパート・マンションでは、女性専用物件ならではの厳しい規則が設けられていることがあります。たとえば、男性の立ち入り制限がされている場合、彼氏や男友だち、父・兄弟が急に来ても入ることができません。また、引越し業者が立ち入りする際も事前申請が必要です。入居者の安全性を守るための規則ですが、一方で生活の利便性や交友関係に影響が出る場合もあるため、あらかじめ入居規則をしっかり確認しておきましょう。
女性専用アパート・マンション!良い口コミや評判
では、実際に女性専用アパート・マンションで暮らす利用者の口コミや評判はどうなのでしょうか。まずは、良い口コミから見ていきましょう。
- 住民が静かで暮らしやすい
- 安全で生活しやすい
- 女性の管理人がいて安心
- 大家さんが女性で理解がある
夜中に大きな物音がしたり、近隣住民が大声で叫んでいたりすると、家の中にいても不安になるものです。その点、女性専用物件は、入居者全員が女性であるため静かで暮らしやすいという意見がありました。また、管理人や大家さんも女性であることが多く、より安心して毎日を過ごすことができるようです。
女性専用アパート・マンション!悪い口コミや評判
次に、女性専用アパート・マンションの悪い口コミを見ていきましょう。
- 立地が悪い
- 他の住人が男性を連れ込んでいる
- 管理会社の対応が悪い
女性専用物件のなかには、立地が悪い物件もあります。たとえ家の中が安全でも、駅から徒歩30分、バス停まで遠いというような物件では、「夜道が怖い」と感じる方もいるでしょう。また、他の住人が規則を守らず、男性を連れ込んでいるというのは女性専用物件でよくあるトラブルです。
このような場合は、管理会社へ連絡して入居者への注意喚起を促しましょう。管理会社の対応が悪いという口コミも見られましたが、管理会社の対応に不満がある場合は、担当者の変更を依頼しましょう。それでも改善が見られない場合は、お住まいの地域の消費者センターや弁護士に相談するのも一つの手段です。
まとめ
女性専用物件は、女性の安心安全な暮らしを実現するために、防犯対策や住宅設備が充実しています。他にも女性に嬉しいメリットがたくさんあるため、一人暮らしが初めての方にもおすすめです。その一方で、エリアが限られる、家賃が高い、規則が厳しいなどのデメリットもあります。また、女性専用物件は非常に人気が高く、空室が出たタイミングですぐに次の入居者が決まってしまうため、焦って物件を決めてしまう方もいるでしょう。
しかし、家族であっても男性の立ち入りが禁止されていたり、業者の立ち入りは事前申請が必要であったり、入居者の自由が制限されることがあります。したがって、入居前にはしっかりルールを確認した上で慎重に判断することが大切です。