事故物件は「心理的瑕疵物件」とも呼ばれ、人の死に関わる過去がある物件のことを指します。人の死に関わる過去は心理的に好ましいことではなく、新居を探している人にとっては避けたい物件とも言えるでしょう。そのため、事故物件が気軽に検索できる大島てる事故物件マップは多くの人の関心を集めています。しかし、近年「大島てるが見られなくなった」という情報が拡散しているのをご存知ですか?「大島てるが見られなくなったら困る」という方も多いため、今回の記事では大島てる事故物件マップは終了したのか?について解説します。また、サイトの使い方や調べ方、削除依頼の流れなどについても解説しますので、最後までご覧いただき今後の参考にお役立てください。
目次
大島てる事故物件マップサイトが見られない!終了した?

SNSやインターネット上には「大島てるが終了した!」「見られない」など、様々な意見がありますが、事実と異なる情報も多いため注意が必要です。ここでは、実際に大島てる事故物件マップサイトが終了したのかについてお伝えします。
【結論】大島てる事故物件は終了していない
結論からお伝えすると、大島てる事故物件マップサイトは終了していません。2025年現在もサイト運営は継続され、イベント情報や最新情報も日々更新されています。(2025年11月時点)
ただし、一部のユーザーには「物件情報を取得できませんでした」と表示されるなど、一時的な問題が起きていたと報告されています。そのことが原因で「終了した」と噂されるようになった可能性も考えられます。次の項目では、噂されるようになった具体的な原因について解説します。
大島てる事故物件マップが終了したと噂される原因とは?

前項でお伝えしたように、大島てる事故物件マップは現在も運営されており、事故物件の情報提供という役割を担っています。ではなぜ「終了した」と噂されるようになったのでしょうか。ここでは、考えられる4つの原因について解説します。
- ネット回線トラブル
- 表示トラブル
- サイト仕様変更
- 情報の削除
項目ごとに見ていきましょう。
ネット回線トラブル
短時間のサーバーメンテナンスやアクセスが集中した際の一時的な表示エラーなどがネット回線トラブルと呼ばれます。特に、テレビで紹介された後などはアクセスが集中しやすく、サイトが表示されないことがあります。しかし、これらは一時的なものであるため、再度アクセスすることで解消されます。また、ルーターなどの不具合、Wi-Fiの電波トラブル、回線事業者の通信障害なども考えられます。このように、何らかの原因で起きたネット回線トラブルが原因で終了したと噂されるようになった可能性があります。
表示トラブル
スマホやPCでの表示トラブルも一つの原因と考えられます。たとえば、「炎マークが表示されない」「マップが表示されない」「地図が真っ白のまま」等は、実際のユーザーに起こったトラブル事例です。このような場合は、以下の方法を試してみてください。
- 詳細画面を閉じる
- ブラウザを最新バージョンに更新する
- PCサイトに切り替える
また、ブラウザにインストールしている拡張機能がサイトの表示を妨げている可能性もあります。その場合は、広告を非表示にしたり、サイトメニューを最小化したりする方法も効果的です。それでも表示しない場合は、別のデバイスやブラウザから試してみましょう。
サイト仕様変更
サイトがリニューアルしたり、仕様変更したりすると、見慣れない画面に戸惑いを感じる方もいるでしょう。それが原因で「大島てるが使えなくなった」と噂されるようになった可能性も否定できません。仕様変更に伴って使い方が多少変わることはありますが、基本的には今まで通り利用できます。
情報の削除
大島てる事故物件マップに掲載されている情報が誤っている場合は、サイト運営側の判断により情報が削除されます。また、名誉毀損やプライバシー保護の観点から、一部の事故物件は削除・非表示になるケースもあります。一部ユーザーは、「調べていた物件が見られなくなった」という体験から「大島てるが終了した」と感じる方もいるでしょう。しかし、これは一部の情報を変更しただけであり、サイトが終了したわけではありません。大島てる事故物件マップは、事実情報に基づいて日々変更されるため、気になる場所があれば最新情報を確認することが大切です。
大島てるとは?事故物件マップの使い方・調べる方法

大島てる事故物件マップの主な機能は「地図検索」で、事故物件の情報を視覚的に調べられるとして広く利用されています。しかし、サイトの存在は知っていても使ったことがないという方も多いでしょう。また、スマートフォンとパソコンでの使い方が異なるため、初めて利用する方は戸惑うかもしれません。そこでここでは、大島てる事故物件マップに関する以下の基本情報を解説します。
- そもそも「大島てる」とは?
- スマートフォンでの使い方
- パソコンでの使い方
項目ごとに見ていきましょう。
そもそも「大島てる」とは?
大島てるは2005年から続く民間運営の事故物件サイトで、正式名称は「大島てる・事故物件公示サイト」です。投稿件数は10万件を超えており、全国の事故物件を掲載しています。一般の方が事故物件を気軽に検索できる手軽さや、ユニークなコンセプトから不動産業界だけでなく多方面から注目を集めています。その一方で、一般の方が自由に事故物件に関する情報を投稿できることから、掲載される情報の信憑性については保証されていません。このような誤情報は、物件を売却しようとする人にとっては物件価値の低下原因となり、購入希望者にとっては、お気に入りの物件を諦める原因になる可能性があります。
スマートフォンでの使い方
スマートフォンは、表示画面が小さいものの、場所を問わず気軽に事故物件を検索できることがメリットです。スマートフォンで大島てる物件公示サイトを見る際は、ブラウザアプリの検索バーに「大島てる」と入力します。すると、一番上に「大島てる物件公示サイト」が表示されるためアクセスします。サイトが表示されたら「新着情報」の事故物件リストをタップすると、事故物件の地図画面に切り替わります。指でスワイプして地図を動かしたり、ピンチイン・ピンチアウトで拡大縮小したりすることが可能です。また、画面上部にある検索ボックスに気になる物件の住所を入力すると、該当エリアの事故物件と詳細を確認することができます。炎マークは事故があったことを意味しており、タップすることで事故の詳しい内容について閲覧可能です。
パソコンでの使い方
パソコンは表示画面が大きいため、複数のエリアを並行して調べることや、広範囲の調査ができることがメリットです。パソコンから見る場合も同様に、ブラウザの検索バーに「大島てる」と入力します。検索すると一番上に「大島てる物件公示サイト」が表示されるため、クリックしてサイトを開きます。パソコンの場合は、画面が大きいためサイト全体が一度に表示されます。画面上部の検索ボックスに地名や駅名、住所を入力すれば気になる目的地の地図が確認できます。マウスでスクロールしたり、拡大縮小したりしながらご自身が見やすいように調整しましょう。
大島てる事故物件マップの見方

大島てる事故物件マップには、炎マークの意味や掲載ルールがあります。では、具体的な内容やルールについて確認していきましょう。
炎マークの意味
炎マークは、事故物件であることを示しており、ユーザーから寄せられた情報を基に運営側が内容確認をしてから掲載しています。掲載の対象は、火災、事故、自殺、事件などで、告知義務に該当する重大な事案です。なお、炎マークでは主に以下の内容を確認することができます。
- 発生年月日や事故の種類
- 事件や事故の内容
- 関連する物件の情報
- 投稿者による補足や注意点
ただし、地図上に炎マークがないからといって事故物件ではないとは言い切れません。あくまでも参考情報の一つとして捉え、客観的に活用することが望ましいでしょう。
掲載ルール
大島てる事故物件マップに投稿された内容は、運営側は事実確認を行っています。しかし中には、虚偽の報告や誤情報も掲載されてしまうことがあります。もし誤情報や訂正、削除希望があれば、サイト上の専用フォームから申請することが可能です。これはサイトの信憑性を高めるだけでなく、所有者のプライバシー保護や名誉毀損などの法律に抵触しないためにも重要とされています。
事故物件掲載について

事故物件の不動産取引では「告知義務」が課せられています。そのため、事故物件の所有者側は、事故の内容を買主や借主に告知しなければなりません。しかし、センシティブな内容も含まれるため、取引は十分に配慮して慎重に行う必要があります。ここでは、事故物件掲載に関する以下の内容について解説します。
- 事故物件に関する一般的なルール
- 事故物件の公示は違法?
- 事故物件の掲載は名誉毀損になるのか
安心して取引を行うために、事故物件に関するルールや告知義務の内容についてしっかり理解しておきましょう。
事故物件に関する一般的なルール
不動産取引では、重大な事故や事件があった場合に買主や売主に対してその事実を告知する義務があります。これを「告知義務」と言い、国土交通省「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」では以下のように定めています。
不動産取引においては、とりわけ住宅として用いられる不動産において、過去に人の死が発生した場合、その事案の内容に応じて、一部の買主・借主にとって不動産取引において契約を締結するか否かの判断に重要な影響を及ぼす可能性があることから、売主・貸主は、把握している事実について、取引の相手方等である買主・借主に対して告知する必要があり、過去の裁判例に照らせば、取引目的、事案の内容、事案発生からの時間の経過、近隣住民への周知の程度等を考慮して、信義則上、これを取引の相手方等に告知すべき義務の有無が判断されている。
引用:「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」
要約すると、知っていたら「買わない」「借りない」可能性がある物件情報は、買主・借主に対してきちんと伝えなければならないということです。なお、告知義務の期間は、賃貸契約では概ね3年間、売買契約では無期限とされています。ただし、賃貸契約でも事件性や社会的な影響が大きい場合は、3年を超えても告知義務が生じるケースもあります。
事故物件の公示は違法?
結論からお伝えすると、事故物件の公示は違法ではありません。所有者の立場からすると、物件が大島てる事故物件マップに掲載されることは避けたいと考えるでしょう。しかし、先述したように事故物件には告知義務があります。物件に何らかの瑕疵があれば、その事実を買主・借主に告知しなくてはなりません。もし、事故物件であることを隠して販売した場合は、宅建業法違反となります。契約解除だけでなく、損害賠償請求される可能性もあるため注意が必要です。
事故物件の掲載は名誉毀損になるのか
売主の中には、「勝手に事故物件を掲載したら名誉毀損ではないのか?」と考える方もいます。これは難しい問題ですが、名誉毀損にあたるかどうかは掲載内容が「事実であるかどうか」が重要な判断基準となります。ここでは、大島てる事故物件サイトに掲載された所有者が裁判を起こした事例を紹介します。
営業妨害で訴えたAさんのケース
Aさんは、所有しているマンションが大島てるに掲載されたとして、慰謝料の支払いや掲載の削除、謝罪広告を求め裁判をしました。なお、このマンションでは、実際に死体遺棄事件が発生しています。しかし、Aさんは「名誉毀損」「営業妨害」であると主張しました。しかし、裁判所はAさんの訴えを棄却し、死体遺棄事件の事実を掲載することは名誉毀損にあたらないとして慰謝料の支払い、情報の削除、謝罪広告をすべて認めませんでした。判決後、Aさんから50万円の支払いをもって情報の削除依頼がありましたが、大島てる物件公示サイト運営側が応じることはありませんでした。
上記ケースのように、事実に基づく情報であれば原則として名誉毀損にはあたりません。ただし、事実と異なる情報やプライバシーの侵害と認められるような情報については削除されたり、裁判になったりする可能性もあるでしょう。
大島てる事故物件マップ!削除依頼の流れについて

大島てる事故物件マップは、誤情報であれば削除依頼を行うことができます。ただし、すべての情報が削除されるわけではありません。運営側が事実確認に基づいて判断するため、削除までに時間を要する場合があります。物件情報が削除されるまでの流れは以下の通りです。
- コメントによる削除依頼
- 運営側による一時非公開
- 事実確認
- 削除または再掲載の判断
削除依頼は難しい作業ではありませんが、依頼者の名前やメールアドレス、コメント投稿時にパスワードを設定する必要があります。なお、オンラインでの削除依頼が難しい場合は、郵送で削除依頼することも可能です。その際は、以下の住所宛に削除依頼を郵送してください。
〒162-0815
東京都新宿区筑土八幡町6-7
株式会社大島てる
(2025年11月時点)
大島てる事故物件マップの賢い使い方!

大島てる事故物件マップは、気軽に事故物件が見つけられる便利なサイトです。ただし、その情報を100%鵜呑みにしてしまうのは危険です。ここでは、大島てる事故物件マップを賢く使うための3つのポイントを紹介します。
- 掲載されている情報だけで判断しない
- 炎マークがないから安心とは限らない
- 一つの参考情報として活用する
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
掲載されている情報だけで判断しない
先述したように、大島てる事故物件マップはユーザー投稿が主体のサイトです。そのため、すべての情報が正確であるとは限りません。嫌がらせ目的の投稿が含まれている可能性もあるため、掲載されている情報を鵜呑みにするのは避けましょう。
炎マークがないから安心とは限らない
大島てる事故物件マップの情報は日々更新されていますが、新しい情報がリアルタイムで更新されているわけではありません。したがって、炎マークがないからといって、その物件が事故物件ではないとは言い切れません。
一つの参考情報として活用する
物件の詳しい情報については不動産会社でも確認することができます。また、インターネットでも過去のニュースを検索することができるため、自分で調べてみるのも有効です。大島てる事故物件マップはとても便利なサイトですが、掲載されている情報はあくまでも参考程度に留めておきましょう。
事故物件を見分ける方法

事故物件には告知義務がありますが、「何かあれば不動産会社が教えてくれる」と安心するのではなく、ご自身で事故物件を見分けるための知識を持っておくことが大切です。ここでは、事故物件を見分ける3つの方法を紹介します。
- 図面の備考欄に「告知事項あり」は要注意
- 必ず内見して異臭がしないか確認する
- 類似物件と比較して価格が安すぎないかチェック
さっそく見ていきましょう。
図面の備考欄に「告知事項あり」は要注意
事故物件がどうか見分ける最も簡単な方法は、図面や物件詳細情報の備考欄を確認することです。備考欄に「告知事項あり」「心理的瑕疵あり」と記載されている場合は要注意。特に心理的瑕疵は、ほぼ間違いなく事故物件と言えるでしょう。ただし、告知事項は心理的瑕疵に限定されたものではなく、以下の場合でも告知義務と記載する場合があります。
- 物理的瑕疵・・・雨漏れや基礎のひび割れなど建物の物理的欠陥や不具合
- 環境的瑕疵・・・物件近くにゴミ処理場があるなど、日常生活で支障をきたす場合
- 法律的瑕疵・・・法律によって物件の活用方法に制限がある
不動産取引では、上記のような瑕疵がある場合でも買主・借主に告知する義務があります。
必ず内見して異臭がしないか確認する
最近は、内見せずネットに掲載された情報だけで物件を決める方も増えています。しかし、事故物件かどうか判断するためには内見することをおすすめします。事故物件には、シミや血液、体液などの汚れが染み付いています。この汚れはハウスクリーニングできれいな状態にしますが、臭いは通常のハウスクリーニングだけでは落としきれません。そのため、内見時に生ゴミのような臭いがしたり、異変を感じたりする場合は、不動産業者に確認したほうが良いでしょう。
類似物件と比較して価格が安すぎないかチェック
事故物件は必ずしも値下げされているわけではありません。しかし、事故物件に対して嫌悪感を抱く方は一定数存在します。そのため、類似物件と比較して1割~5割程度価格を下げて貸し出したり、売却したりしているケースが多いです。特に、人気エリアにも関わらず家賃が安い物件は事故物件である可能性が高いでしょう。また、割引率は事故の種類にも関係しています。
- 自然死・孤独死・・・1割~2割程度
- 自殺・・・2割~4割程度
- 他殺・事件・・・3割~5割程度またはそれ以上
ただし、上記はあくまでも一例であり、割引率は築年数やエリアによっても変動するため、詳しい情報は不動産業者に確認しましょう。
まとめ
今回は、大島てる事故物件マップは終了したのかについて解説しました。大島てる事故物件マップは調べたい場所の住所を入力すれば、日本各地の事故物件を調べることができます。家探しをしている方にとって、事故物件かどうかは大きな問題です。今後の生活にも大きな影響を与えるため、事前に調べておくことで不安を減らすことができるでしょう。しかし、大島てる事故物件マップの情報だけで周辺地域の安全性を判断することは危険です。住む場所を決めるときは、実際に自分の目で見たり、警視庁の犯罪統計やニュースを参考にしたりしながら地域の安全性を判断しましょう。
なお、事故物件の不動産取引は、一定の条件下での告知義務が設けられています。そのため、正しい情報であれば、所有者や管理会社などの希望があっても掲載情報を削除してもらうことはできません。一方、不適切な情報や誤情報に対しては、訂正や削除される可能性が高いため、コメントで削除依頼をするか郵送で削除依頼を送りましょう。



























