投稿者「コラムたたら不動産」のアーカイブ

不動産売却の価値を上げる_ホームインスペクションとは

みなさん、「ホームインスペクション(住宅診断)」という言葉を聞いたことがありますか?

 

ホームインスペクションとは、言い換えると住宅診断のことで、住宅に精通した住宅診断士が第三者的な立場から、住宅の劣化状況や欠陥、改修すべき箇所やその時期などを査定してくれることです。

ホームインスペクション_たたにゃん-s2

【診断項目】 一戸建て木造住宅の診断項目は大きく分けてA~Eの5項目で診断をおこないます。

A.外周の状態、B.室内・屋内の状態、C.床下の状態、D.天井裏の状態、E.設備の状態

【確認範囲】

<A.外周の状態>

  • A-1.基礎 (屋外に面する部分)
  • A-2.外壁仕上げ(屋外に面する部分)
  • A-3.屋根
  • A-4.軒裏
  • A-5.雨樋
  • A-6.外部金物等
  • A-7.バルコニー
  • A-8.外部階段

<B.室内・屋内の状態>

  • B-1.壁、柱及び梁のうち屋内に面する部分
  • B-2.床
  • B-3.天井
  • B-4.階段
  • B-5.サッシ・ドア・シャッター・雨戸等

<C.床下の状態>

  • C-1.土台および床組
  • C-2.基礎および床下面
  • C-3.束(つか_梁と棟木との間に立てる短い柱)

<D.天井裏の状態>

  • D-1.梁、桁、小屋組および野地板
  • D-2.各階間の天井裏、下屋小屋裏

<E.設備の状態>

  • E-1.給水設備
  • E-2.給湯設備
  • E-3.排水設備
  • E-4.換気設備
  • E-5.火災報知器
  • E-6.その他(電灯など・・・)

 

このホームインスペクション、すべきタイミングというのは、中古住宅の購入前や、自宅を売り出すときで、建物の状態を把握しておくことで、安心して不動産のお取引ができるようになります。

 

また、当社のような不動産の仲介業者が売却物件の状況を正確に判断するために、利用する場合もあります。

 

そして、診断の方法としては、目視が基本ですが、機材を使用して詳細に診断する場合もあります。

よく使われる機材に、オートレイザーや鉄筋検査機、ファイバースコープやサーモグラフィーカメラなどがあり、詳細に診断が必要な場所(部位)によって変わってきます。

 

いずれにせよ、ホームインスペクションは、ホームインスペクターという資格を所有している人がするものなので、安心して依頼することができるのです。

ホームインスペクション_たたら不動産2ホームインスペクション_たたら不動産1ホームインスペクション_たたら不動産3ホームインスペクション_たたら不動産4

 

【料金】目視による一次診断の料金は、

請負会社によって違いますが、一般的に6万円前後で行っている会社が多いようです。特殊な機材を使用したり、詳細な診断が必要な場合は10万円以上かかることもございます。

 

日本ではあまり浸透していませんでしたが、住宅や建物を売却するというタイミングもあり、近年急速に普及し始めています。

中古住宅診断の意向確認を義務化 改正宅建業法案を閣議決定(日本経済新聞)

政府は2月26日、専門家が中古住宅のひび割れや雨漏りなどを調べる「住宅診断」を促す改正宅地建物取引業法案を閣議決定した。中古住宅の仲介業者が契約時に売り手と買い手に住宅診断を実施するか確認することを義務化する。実施した場合は説明を求める。中古住宅への不安を和らげて取引を増やし、空き家の発生抑制も狙う。

 

当社では、4年前から中古住宅の査定の際には、必ず売主様へご提案をさせていただいております。安心安全なお取引をさせていただくためには、今後とても必要な項目の一つになります。

当社『LINE@』では、不動産取引の裏情報土地、建物、マンション選びの重要ポイントや、『お金のマメ知識』を定期的に情報提供を行っております。↓↓

友だち追加数

カテゴリー: 新着情報, 知っとく査定コラム | 不動産売却の価値を上げる_ホームインスペクションとは はコメントを受け付けていません