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空き家の水道は止めるべき?

空き家、つまりは住むことのなくなったお家の水道は、料金もかかるし止めてしまおうと考えている方も多いのではないでしょうか。

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しかし、水道を止めてしまうと弊害が出てしまう場合もありますので、安易に水道を止めてしまう前に注意しておくべき点を確認しておきましょう!

それでは今回は、”空き家の水道を止めるべきか否か”ということについてお話しします。

まずは、水道を完全に止めるとメリットとしましては、『管理の手間が省ける』といったメリットの他に、『水道料金の節約になる』といったメリットがあります。
しかし、懸念されるデメリットとしては、『排水管に溜まる封水が乾いてしまう』ということがあげられます。

長い間水道を使わずにいると、排水管に溜まる封水が乾いてしまい、下水管からの臭気や虫がお家の中に入ってきてしまう可能性があります。

臭いの原因は【封水ぎれ】という現象です。キッチンや洗面台、浴室などには排水管にはトラップという、臭気を抑える為の仕組みが使われています。50mm以上のトラップに水がたまる事により臭気や虫の侵入を防ぎます。

定期的に水を流すことができない場合は、『穴埋めシールパテ』や、蒸発しないようにビニール袋に水を入れ、排水管を塞ぐ方法もあります。

また、長期てきに空き家になる場合は、排水の塩ビ管に専用のキャップを付ける方法もございます。

臭いはどうしてもなくすことはできませんし、定期的に掃除をする際に水道が使えないということで不便だというデメリットもあります。

 

 

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一方、定期的に通水する場合は、止めるメリットデメリットの逆となり、封水を保って下水管からの臭いを防いだり、水道管のさびを防止したりというメリットもありますが、水を使わないのに基本料金を払い続けるというデメリットもあります。

当然ながら、なるべく綺麗な方が購入希望者には好まれますので、ご退去されても水道は止めずにいる方が多数派ですが、メリット・デメリットをふまえてご選択いただくとよろしいかと思います。

 

また余談ではありますが、寒冷地では、凍結防止対策をしないと、水道管が破裂してしまう恐れなどもございます。

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上記内容をふまえて、『水道は止めない』を選択された方は真冬の凍結防止を心掛けましょう。

熊本でも1月、2月頃には、気温が氷点下になる場合もあります。

気温が氷点下になると、水道が凍結してしまうことがあります。蛇口が凍結すると、水道管の破損・破裂などの問題が生じてしまいます。

そこで、寒い冬には水道の蛇口が凍結しないように対策をしておくことが必要になってきます。

凍結防止策はいくつかありますが、ここでは”空家”であることを前提に、防止策を1つご紹介させていただきます。

「水抜き」

これは、まず元栓を閉めて、その後、水道管の内部にある水を全て出してしまい、水道管を空にする方法です。

水道管を空にしてしまえば、水がないので凍結を防ぐことが可能です。

また、ブレーカーを下げていると、給湯器の凍結防止ヒーターが作動しませんので、給湯配管内の水を抜いておく処置も合わせてしておくことをオススメ致します。

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